足裏の痛みは内臓と関連あり?
「歩くと足の裏が痛い」「立ちっぱなしが足裏が痛い」などと訴え整形外科へ行くと「足底筋膜炎」と診断されることが多いです。
「日に日に足の裏は痛くなってくるし、整形外科へ通っても良くならない。整骨院で電気治療をしても効果はいまいち・・・。整体や鍼灸なども試したけどこれといって効果なし・・・。そういえば足裏マッサージをして痛いところは内臓がつかれていると言われたことがあったけどもしかして内臓から来ているのかしら!!???」
こんな経験をして足裏の痛みで内臓が悪いのではと不安になっている方がいるのではないでしょうか?では足裏の痛みと内臓の関係はあるのでしょうか?
足ツボマッサージで使われる足裏反射区とは?
足ツボマッサージで使われる足裏反射区とは?
足ツボマッサージに行くと、足裏には体全体の反射区があるため押されて痛いところが弱ってる所、疲れている所と言われます。足底筋膜炎で足裏に痛みを訴えている人が内臓と関係が深いこというと全く深くありません。足底筋膜炎の根本原因は骨のゆがみや筋膜の癒着です。そのため、歩くたびに足裏が痛くなるからと言って内臓が悪いのではと心配する必要はありません。足底筋膜炎の場合、足底腱膜、足底筋膜自体が傷ついており、そこを強めのマッサージをすると返って痛みが増す場合があります。慣れている方は気持ち良いと感じ終わった後は爽快感があるかもしれませんが、強い足裏マッサージは足根骨をゆがます原因にもなるため足底筋膜炎で足裏が痛い方は強い足ツボマッサージはおこなわない方が良いでしょう。
足裏痛と内臓の関係とは?
整形外科で「足底筋膜炎」と診断されても実は痛みの根本原因が足底筋膜炎でない場合があります。それは内臓の反射痛がでることがあります。腎に疲労があったり弱ったりしていると踵(かかと)に痛みがでることがあります。この場合、足底筋膜炎に対する治療をしても効果がなく、腎臓の機能を上げる調整をしていくと痛みが改善していくことがあります。
かかとの痛みにプラスして下肢が冷える、最近体がだるい、頻尿である、腰が痛いなどの症状がある方は腎の疲労、弱さが原因のかかと痛である可能性が高いということを覚えておきましょう。
また、足底筋膜炎にもなっていて腎臓の機能も弱っているという方は大変治りづらいです。このケースの場合はどちらかを治しても再び痛みが戻りやすく、足底筋膜、腎の両方を同時に治療していくのが最短で改善できる治療法です。
ご自分でおこなえる腎の機能を上げるセルフケアとしては腰を温める。足を冷やさない。冷たいものをたくさん飲まない。疲労がたまっている人は体を休ませてあげることが重要です。また足裏の湧泉というツボは踵の痛みにも効きますし、腎の昨日を上げる効果もありますので毎日せんねん灸などえお灸をするのは良いでしょう。