「バランスが悪い」と思う人は○○をやるべし!

スポーツをしていて体のバランスが悪い。ダンスをしていてうまくバランスがとれないと感じている方がいるのではないでしょうか?体のバランスが悪くなるのは様々な要因がありますが、足の裏も体のバランスをとるのに大変重要な場所です。

足の裏にはとても重要なセンサーがついています。運動感覚(固有感覚)と呼ばれるセンサーです。このセンサーは例えば人が立っていたとします。立っている時にどこらへんでバランスを取るのが立ちやすいのかなどの位置感覚や力加減を図ったり、荷物を持ったりする時に重さはどの程度で力はどの程度必要なのかを判断するのに働く感覚です。
 主な運動感覚は筋肉や関節、骨と骨を繋ぐ靭帯の機械的受容器と言われています。又、皮膚が伸びたり、縮んだりする時に皮膚に対する機械的受容器が働く事で、運動感覚に影響がでます。

この運動感覚は全身にありますが、特に多いのが足裏です。その中でも親指、指の付け根、踵(かかと)に多く有ります。この運動感覚の情報は神経を通じて、脳へ送られます。脳では目や三半規管と呼ばれる感覚器官の所からの情報を合わせて、様々な身の回りの環境の変化に対応していきます。

しかし、若者を中心に運動感覚が低下している人々が大変増えてきています。運動感覚を低下してしまう要因が生活週間の変化があげられます。身近な例で、和式トイレから洋式トイレの移行があります。しゃがむ事から座る事への変化です。現代社会では椅子の生活になってしまい「しゃがむ」という姿勢をとらなくなりました。しゃがむ姿勢は体重のかける場所などを立っている時とは違う位置に保たなくてはならず、運動感覚をよく使う訓練になります。
 しゃがむと転んでしまう。しゃがむ事が出来ないのは、バランス感覚(運動感覚)の低下だけでなく、股関節や膝、足首の筋肉や関節の柔軟性が低下している事にもなります。ここ数年の小学校などで行われる体力テストで、しゃがむ姿勢を保てない方が増えているとの事です。また、同じ位置で立ち続ける事が出来なく、壁など寄り掛かったりしてしまう事も珍しくない様です。

このように体力の衰えが低年齢の世代で起きている事は今後の社会・教育の中でも重要な事と言えます。様々な角度からの研究で昔遊びが人体に対してどのような効果があるか研究が進んでいます。遊び道具の1つで「竹馬」があります。つま先立ちで乗り、少し前に傾きながら、握っている棒を足と手を同時に進めて行きます。この運動は脳の中でも運動の調節に関わる小脳を活発にさせます。また、足裏の特に親指や指の付け根に多いと言われている運動感覚に刺激を与え、脳との情報のやり取りをスムーズにできるようになります。

この様に竹馬の運動は身体能力を発達させるのにとても効果的と考えられます。スポーツチームの練習で竹馬を取り入れている所も有るようです。竹馬を直ぐに買う事はなかなかできませんが、この姿勢に近いつま先立ち歩行をする事で、バランス感覚だけでなくふくらはぎの筋力強化をすることができます。鍛え抜かれたふくらはぎを形から見て、「ダイヤモンドカーフ」とも言います。ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるくらい大切な筋肉です。歩く時だけでなく、上半身に血液を戻すポンプの働きもあります。足裏の感覚や足首を鍛えていくと、感覚だけでなく、筋力強化にもつながります。結果的に捻挫予防だけでなく、健康管理にも効果的です。人間がイキイキと生きている姿の輝きに優る宝石はありません。

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