鵞足炎(がそくえん)になりやすい走り方とは?

マラソンランナーやスポーツをしている方々が膝内側の痛みを訴える際に原因が鵞足炎(がそくえん)であることが多く見受けられます。鵞足炎(がそくえん)とは太ももの前を通る筋肉(縫工筋・ほうこうきん)、太ももの内側を通る筋肉(薄筋・はっきん)、太ももの後ろ内を通る筋肉(半腱様筋・はんけんようきん)の3つの筋肉が膝(ひざ)の内側を通る部分で摩擦が起きて痛みを引き起こしたり、3つの筋肉が最後腱になり、スネの骨(脛骨粗面)に付着する部分に牽引力がかかり膝内側に痛みが起こる疾患です。


スポーツをしていても鵞足炎(がそくえん)を患う選手もいれば、鵞足炎(がそくえん)にならない選手もいます。走り方によって鵞足炎(がそくえん)なりやすい走り方をしてしまっている人たちがいます。鵞足炎(がそくえん)になりやすい走り方とはどのようなはしりかたなのでしょうか?

Knee-in(二―イン)またはToe-out(トゥーアウト)の走り方は鵞足炎になりやすい


Knee-in(二―イン)とは走っているときに地面に着地したほうの足のつま先は進行方向を向いているのに、膝のお皿が内側を向いている状態です。

この状態で走ることを続けていると膝から下(下腿)には過度に外旋する力が加わります。膝から下が過度に外旋する動きにブレーキをかけるために内旋作用をもった筋肉が収縮しブレーキをかけようとします。内旋作用をもった筋肉が鵞足を形成する3つの筋肉なのです。

Knee-in(二―イン)で走り続けていると、ずっと鵞足を形成する3つの筋肉は膝の下(下腿)が外旋しないよう収縮し続けていないといけないため、常に鵞足が骨に付着する部分に牽引力(ひっぱられる力)がかかります。牽引力がかかり続けているとやがて付着する部分が剥がれるような形となり痛みを引き起こします。また、膝の内側を通る鵞足部分も常にピンと張った状態になるため膝内側で摩擦を防ぐためにある袋(滑液包)を圧迫し続け炎症を起こすこともあります。


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