左の膝が痛くなる原因とは?
出は左の膝が痛くなる原因とは何でしょうか?
過去に左足首を捻った(捻挫)した既往がある
過去にスポーツをやっていたり、歩いている際に足首を捻った(捻挫)をした経験がある方はそれが左足首であった場合、左膝の痛みの原因になっている可能性が高いです。「そんな覚えないけど・・・?」と思われるかもしれませんが、捻挫は包帯を巻いて安静にしないといけない重症なものから、軽く捻ってそのあと痛みの残さないものまで全てを含みます。包帯を巻いて安静にするほどひどい捻挫なら記憶に残っているかもしれませんが、歩いている際に足首を捻ったくらいだと記憶に残らないものです。
また、捻挫はずっと昔のものも含みます。現在70歳であっても10代の頃の捻挫が関係していることもあります。
なぜ捻挫をすると膝痛になるの?
一般的に多く発症する足首を内側に捻った際に起こる内反捻挫を起こすと靭帯の損傷部に炎症が起きて腫れて痛みを伴います。ほとんどの場合、アイシングなどをおこない痛みを緩和するのを待ち、痛みが緩和したら競技へ復帰するという方が多いです。しかし、足首を捻った際に外くるぶしから上の骨・腓骨(ひこつ)が下方向へズレてしまいます。腓骨(ひこつ)が下がっても痛みとしては症状をださないのですが、腓骨(ひこつ)が下がることで下肢全体のバランスが悪くなり、アライメントが崩れてきます。(骨が本来適正にある部分になくなってしまうこと)
アライメントが崩れることにより膝関節を形成する太ももの骨(大腿骨)とスネの骨(脛骨)との間でねじれが起きて、膝関節の隙間は狭まり、軟骨同士がぶつかり合うようになり変形性膝関節症を引き起こします。
過去に左足に足首捻挫をした既往がある方は左足の変形性膝関節症を発症する可能性があります。捻挫はアイシングのみで様子をみることが多いですが、のちに様々な症状を引き起こす可能性があるため、発症した時点で足に詳しい医療機関に相談することをお勧めいたします。
また、今現在膝が痛く過去に捻挫の既往がある方も下肢のアライメントを整えることで左膝の痛みの緩和につながる可能性は大いにあります。なかなかセルフケアではご自分の下肢のアライメントを改善するのは難しいため、足に詳しい医療機関でアライメント改善をすることをお勧めいたします。
左膝の痛みには内臓の状態も関係する!?
左膝の痛みには内臓の疲労や不調も影響します。特に左膝に痛みを引き起こす内臓として膵臓と胃があげられます。人間の体は「内臓ー体性反射」と言い、内臓の疲労や不調が体表に痛みなどになって出てくることがあります。「人間ドッグではひっかからなかった」と言う方もいますが、内臓の疲労は数値化することができず、むしろ人間ドッグで異常数値がでるということはかなり症状は悪い状態といえます。
単純な話、人間の疲労も数値化できません。今日は疲労8で一昨日は6だった。などと血液検査やいろんな検査をしても疲労度合いを明確に測れるものはありません。
私の臨床経験でも左膝に痛みを引き起こす方は膵臓や胃が疲労を起こしていることが多いです。
膵臓に疲労を起こす方は「甘いものが好きな方」に多く見受けられます。そのため女性に多く見受けられる傾向があります。
胃に疲労を起こす方は単純に食べ過ぎ、飲み過ぎている方です。
太っているのが膝痛の原因と考えられていますが、体重過多のみが原因ではなく内臓の疲労も痛みと関連していることがあります。
また、砂糖系の甘いものは炎症を助長させることがあります。甘いものを止められないという方はなかなか腫れがひかなかったり、痛みが緩和しずらかったりします。
あなたの左膝の痛みはあなたの食生活が原因かもしれません。
心当たりのある方はまず食生活を見直す
左膝の痛みを訴える方で、甘いものをよく食べている。過食気味だという方はまずはご自分の食生活を見直してみましょう。甘いものを食べている方はまずは1週間甘いものを一切とらず、痛みに変化がないか試してみましょう。甘いものは血糖値の上げ下げが激しくなるためクセになりやすいですが、血糖値の上がり下がりがおちついてくればあまり欲さなくなると思うのでまずは1週間甘いものを断絶しましょう。今の辛い左膝の痛みから解放されるかもしれません。過食気味の方は食事量を減らす必要がありますが、体重が重い方が「食べていないのに太ってしまう」とおっしゃる方がいます。そのような方は朝、昼、晩の食事の量は多くないが間食をすると言う方に多く見受けられます。
ご自分がどの程度カロリーを取っているのかを把握しておく必要があるので携帯アプリなどでレコーディングダイエットをしてみると良いでしょう。飴玉一個でも結構なカロリー量があるため計算してみると結構なカロリー過多になっている可能性もあります。
左膝に痛みが出るのは老化が原因ではなく、何らかの痛みを引き起こす要因があり、それに老化が伴った時に起きます。そのため、痛みを引き起こす要因さえ取り除いてあげれば年齢を重ねたとしても膝痛で困ることはありません。
膝の痛みで歩けなくなってしまうと多くの楽しみが奪われてしまいます。まだまだ今後の人生を楽しみたい方はご自分でできる努力を早めにおこなうことをお勧めいたします。