オスグッドにマッサージは効果あり?

10代のスポーツをしている子供たちに多発する膝(ひざ)の痛みであるオスグッド・シュラッター病。整形外科に行くと成長痛と言われスポーツをおこなうことを中止し、数週間安静にするように言われることが多いです。しかし、スポーツをしている子供にとって数週間休むというのはチームスポーツならレギュラー争いから離脱する可能性があるし、個人競技でもライバル達に差をつけられてしまいます。少しでも早く改善したいと思い、様々なセルフケアや治療院に行き治療を受けることもあることでしょう。
オスグッドに対してマッサージを行うことは改善につながるのでしょうか?

改善の手助けにはなるが根本治療にはならない

オスグッドの場合、太ももの前の筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとうきん)をマッサージすると効果的と言われています。オスグッドを患っている子は大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が硬くなっている子が多く、この部位を柔らかくすることは重要です。大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が柔らかくなることでオスグッドの痛みを発症する脛骨粗面(けいこつそめん)の牽引力が下がり痛みが和らぐこともあります。
しかし、大腿四頭筋を柔らかくしただけではオスグッドは改善しません。大腿四頭筋が硬くなってしまう原因は様々で、例えば猫背になることで大腿四頭筋を余計に使わなければならない動きになっている場合、いくら大腿四頭筋(だいたいしとうきん)を緩めても、再び運動をすると大腿四頭筋は硬くなりやすく再びオスグッドの痛みを引き起こす可能性があります。
この場合は、大腿四頭筋をマッサージするよりも姿勢の改善、動きの改善をした方がよいでしょう。硬くなっている部位を緩めるのはとても重要なことですが、なぜ硬くなってしまったのかを考えるのもとても重要です。
また、食べ物により組織を硬くしオスグッドの痛みを訴えるケースもあると言われています。整骨院や、治療院に治療をしている際にただ単に痛む部位に電気治療をしたり、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)を緩ます治療のみをしている院はあまりオスグッドに対しての知識が少ない可能性があります。

オスグッドの痛みを再発することなく根本から改善させる場合は、食事指導、姿勢の改善、動きの改善、そして大腿四頭筋(だいたいしとうきん)や痛む局所である脛骨粗面に対してのアプローチが必要になります。
オスグッドに対してマッサージをすることはとても良いことではありますが改善のためには1つの手段でしかなく、それのみでは根本改善にはつながらないことを頭にいれておきましょう。
オスグッドに対してご自分でおこなうマッサージを下記の動画で参考にしてみてください。

鍼灸×スポーツマッサージ×整体を組み合わせた総合治療「土井治療院」

土井治療院

住所
〒224-0003
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-7-13
FinS COURT-ER2F
交通
横浜市営地下鉄センター北駅徒歩1分
TEL/FAX
0120-000-435
受付時間
9:30~21:30
  • 土曜日(◎)は9:00~20:00まで営業。
  • 日曜日(●)は9:00〜17:00まで営業。