シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の治療
空前のマラソンブームに伴い、近年はシンスプリントの痛みを訴えて来院する方が大変多く見受けられます。
私は、日体大のトランポリン部にメディカルトレーナーとして携わってたことがあり、全国トップクラスの選手は幼少期からジャンプ動作を繰り返していたため、慢性的にシンスプリントになっている選手を多く治療してきました。
当時、選手を治療するとともに研究に研究を重ね生み出したシンスプリントに対する鍼治療は、シンスプリントの痛みに対して大変効果的で、北京オリンピック第四位入賞の外村哲也選手も、大学卒業後、彼はスポンサーから専属トレーナーを二名派遣されていましたが、シンスプリントの痛みが出た時には「土井先生の鍼治療」とトレーナーがついているのにも関わらず、わざわざお金を払って治療を受けに来るほどでした。
シンスプリントは、当院がおこなっている鍼(はり)治療×整体治療が大変効果的です。
好発
- ランニングやジャンプ動作を繰り返しおこなうスポーツをおこなっている方。
- 練習量がとても多い運動部
- 過回内足の方(足首が極端に内側に捻った状態の方)
- 足に何か痛みを持っているのにもかかわらず、競技を続けている方。(二次的になることがある。)
シンスプリントが好発する競技順に
男性
一位 陸上競技(マラソンなどの中・長距離)
二位 サッカー
三位 野球
四位 バスケットボール
女性
一位 バスケットボール
二位 陸上競技(マラソンなどの中・長距離)
三位 エアロビクス
四位 バレーボール
基礎知識
シンスプリントはオーバーユースによる代表的な疾患です。オーバーユースとは、
「運動のやり過ぎによる痛み」です。別名「過労性脛部痛」「脛骨過労性骨膜炎」などと呼ばれることもあります。
ふくらはぎの筋肉のうち、ヒラメ筋、そのさらに奥にある後脛骨筋、長指屈筋などの筋肉は膝から下の後ろ側に位置する筋肉です。
※以下はヒラメ筋、後脛骨筋、長指屈筋をまとめて下腿後側筋と略します。
これらの筋肉は、「つま先立ちをする」「地面を蹴る」時などに収縮する筋肉です。
これらの筋肉は、すねの骨(脛骨)の内側にくっつく筋肉です。(起始部)
ランニングやジャンプの過剰な繰り返しや、つま先立ちを持続することにより、下腿後側筋は収縮し、すねにくっつく部分に繰り返し強い牽引力がかかり、骨の表面を覆う骨膜に炎症を起こします。
(骨膜炎)
特にアスファルトなどの硬い地面や床面で走ったりジャンプをすることにより、一層骨膜炎になりやすいといわれています。痛みを誘発した状態で競技を続けていると、すねに付着する部分で、筋肉や骨膜の微細断裂を起こし、痛みなく競技をおこなえるまで時間がかかることがあります。
シンスプリントは主に片足から起こりますが、痛みを感じる足をかばうようになる結果、もう片方の足にも負荷が増すため、両側痛くなる方が全体の45%にのぼります。
運動部に属する中・高校生などは、三年間という短いスパンで結果をださなければならず、それかつレギュラー争いが熾烈なことなどが原因で、片足の痛みを感じていてもなかなか休めないという人に両側性が多く見受けられます。シンスプリントをひき起こす「足のゆがみ」とは!?
一般的な足の状態ではアキレス腱からかかとにかけてのラインはほぼまっすぐと言えます。まっすぐに立位をした時に後ろ姿を見ると、アキレス腱のラインよりかかとが外側に捻じれている状態を回内足(かいないそく)と言います。回内足の場合、地面に着地した際に、ヒラメ筋が緊張しやすくなりヒラメ筋の付着部である脛骨(けいこつ)の骨膜をひっぱりシンスプリントが起こりやすくなります。人間の筋肉は骨が通常の位置にあると最小限の力で働くようになります。しかし、骨にゆがみがおきてくると筋肉は余分に緊張するようになり、筋肉が常に緊張状態でスポーツを行う事でシンスプリントなどのスポーツ障害を起こしやすくなります。
例え話をすると・・・
骨にゆがみのない状態というのは四角いブロックを10個きれいに四隅を揃えて積み上げた状態です。この状態ですと、安定感があり突風などが吹かない限りブロックが崩れることはありません。一方、ブロックをバラバラに積み上げた状態だと不安定な状態でいつ崩れてもおかしくありません。この状態でブロックを崩さないようにするには4方向から人が支えていないといけません。この支えている人間が体でいう筋肉です。
足の骨にゆがみがない状態=ブロックがきれいに揃っている状態であるため筋肉に無駄な緊張が起こらないためシンスプリントなどのスポーツ障害が起こりづらくなります。
足の骨にゆがみがある状態=ブロックがバラバラにつみあがっているため人は常にブロックを支えないといけず(常に筋肉が緊張していないといけず)、その状態でスポーツをおこなうことで筋肉にかかる負荷は増してシンスプリントなどのスポーツ生涯が起こりやすくなります。
足の骨のゆがみには下記のような異常があります。
①回内足
上記でも説明したようにアキレス腱のラインよりかかとが外側に捻じられてる状態です。
②偏平足
いわゆる土踏まずがない状態の足です。土踏まず=足のアーチがあると地面に着地をした時に衝撃を吸収する役割があります。偏平足の場合、地面からの衝撃を吸収するアーチがないため足の筋肉にも負担がかかりやすくシンスプリントなどのスポーツ障害を起こす要因になります。
③Qアングル
Qアングルとは図のように骨盤の骨(腸骨)にある上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)とお皿の骨の中央(膝蓋骨中央)を結んだ線と、お皿の骨(膝蓋骨)の中央とすねの骨(脛骨)にある脛骨粗面を結んだ線のなす角度です。男性では10度、女性では15度と言われており(骨盤の形状の問題などから男女差があります)この角度より大きくなると、お皿の骨(膝蓋骨)が不安定になり、不安定な状態の代償として下腿の筋肉は緊張状態になり、筋肉が緊張状態でスポーツを続けることでシンスプリントが起こりやすくなります。
⑤大腿脛骨角(FTA)
大腿脛骨角(FTA)とは大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)が作る角度のことを言います。正常では176度と言われており、180度を超えると内反膝と言われます。逆に176度より角度が小さいものを外反膝と言います。骨の位置が正常な位置にあると骨に付着する筋肉は最小限の筋量で運動することができます。しかし、正常な位置に骨がないと(ゆがんでいる状態)骨に付着する筋肉が常に緊張状態になるため必要以上の筋量を使わないといけず、シンスプリントなどのスポーツ障害を起こす要因の一つとなります。大腿脛骨角の異常(内反膝、外反膝)は先天的な要因もありますが、捻挫(ねんざ)による足根骨の骨変位や骨盤の変位などが原因になることもあります。
症状
- シンスプリントの場合、ほとんどの方が何かしらスポーツをしている方です。初期症状としては安静時や歩行位の運動では痛みを伴いません。激しいスポーツをするとすねの内側に痛みを訴えるようになります。
- 下腿内側(すねの内足)で膝から内くるぶしにかけての中央から下3分の1付近の痛みで、5~10㎝の範囲で痛みが出現します。
- 運動量が増えるにつれ、痛みが徐々に増してくる。
- 脛骨(すねの骨)の内側を圧していくと圧痛がある。
- 慢性例では、軟部組織の膨隆が診られることもある。
- ヒラメ筋のストレッチングで痛みが誘発されることがある。
- X線上の骨に異常はみられない。
- 痛みをかばいながら競技を続けることで慢性化、重症化し、歩行時にも痛みを訴えるケースもあります。
- 重症例では脛骨内側が腫れる場合もあります。(基本には腫れる事はない)
シンスプリントと脛骨(けいこつ)疲労骨折との鑑別が重要
シンスプリントと同部位に痛みを起こす疾患で脛骨(けいこつ)疲労骨折が疑われることがあります。シンスプリントの場合、軽症例では協議を続けながら完治を目指すことが可能ですが、脛骨疲労骨折の場合、3週間程度完全休止から徐々に練習再開し、圧痛が消失してからランニングやジャンプを再開するのが定説とされています。ではどのようにシンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別をするのでしょうか?
初期段階では鑑別ができない!?
とあるスポーツ少年の話・・・
スポーツを行っている時に、すねの内側に痛みが起こるようになってきた。初めのうちは支障がなかったが3,4日と痛みをかばいながらスポーツを続けていると痛みが徐々に増してきたため、整形外科を受診。「骨には異常がないからシンスプリントでしょう」という診断。医者からは安静とシップの処方のみ。「シンスプリントはよくあるスポーツ障害だからスポーツを続けていても平気だろう!よし明日からまた頑張るぞ!!」
しかし、痛みは一向に減らず・・・
おかしいと思い、3週間後に他の整形外科へ受診。診断結果は・・・「疲労骨折ですね」
「あのやぶ医者め~~!!!!」
という話は実は決して珍しいケースではないのです。なぜかというとすねの内側(脛骨内側)が痛むシンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別は初期段階では整形外科で撮るレントゲン(Ⅹ線)では判別ができません。
シンスプリントの場合、レントゲン(Ⅹ線)で骨に異常所見が診られることはありませんが、脛骨疲労骨折も初期には骨に異常所見は診られないため、鑑別することができません。
疲労骨折の場合、はじめは異常所見がなくても次第にレントゲン(X線)上に骨折線や骨膜反応、仮骨形成が認められるようになります。疲労骨折による異常所見が映るのには痛みを感じ始めてから2週間から6週間後と言われているため、痛みの初期段階でシンスプリントと診断されても数週間痛みが継続する場合は、2週間から6週間後にもう一度整形外科で再検査することをお勧めいたします。
他の画像診断によるシンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別は可能!?
高分解能MRIの画像診断の場合、シンスプリントでは骨膜あるいは筋膜上に浮腫のようなものが認められると言われています。疲労骨折の場合は骨膜に浮腫がみられるほか骨髄内にも変化がみられるといわれています。しかし、このような鑑別をできるのはスポーツ障害に特化した病院で能力の高い医師やその他のスタッフがいることが大前提だと言えます。しっかりとした画像診断を早期に希望するようでしたらスポーツ障害に特化した整形外科で高輝度MRIを撮ってもらい診断してもらうことをお勧めいたします。
症状によるシンスプリントと脛骨疲労骨折の違いは!?
圧痛範囲の違い
シンスプリントの痛みは脛骨内側の下3分の1、5~10㎝の間で圧痛や疼痛がありますが、疲労骨折の場合、圧痛部位は狭いことが多いです。
安静時痛の有無
一般的な骨折の場合、何もしていない安静時にも痛みを訴えますが、脛骨疲労骨折の場合、安静時に痛みを訴えない場合もあります。また、シンスプリントでも重症の場合は安静時痛もあるため、安静時の痛みの有無での鑑別は難しいとされています。
腫脹(腫れ)の有無
シンスプリントの場合、慢性の経過で軟部組織が腫れることがあります。疲労骨折では腫れて、時間経過で骨性隆起がふれる場合もあります。初期段階で腫れのある場合は疲労骨折を疑う要因になりますが、腫脹による確定的な鑑別も難しいと言われています。
上記のように症状による鑑別も大変難しいのが現状です。私も臨床現場で「シンスプリントだと整形外科で言われました」と来院した方がどうもおかしいとまた再検査を勧めると疲労骨折であったという例が数例ありました。
また、シンスプリントは両足に診られることが約半数いますが、片足がシンスプリントで、反対の足が疲労骨折という場合もあるので、ご自分で決めつけず専門家に診断してもらうことをお勧めいたします。
私が臨床現場で判断がつかない場合は、まずはシンスプリントに対する治療をおこないます。脛骨疲労骨折ではない場合、ほぼ100%近い確率で痛みの軽減がみられるため、痛みの改善が見られた場合はシンスプリントであろうと推測します。しかし、疲労骨折の場合、シンスプリントの治療ではあまり痛みが変わらないことがあり、1回目の治療で変化がなく、疲労骨折の早期回復を促す治療をおこなって痛みに変化があった場合は、脛骨疲労骨折である可能性を疑います。
※鍼灸師は診断は法律上できないため(診断ができるのは医師のみです)、どちらかわからないのを診断してほしいというご依頼は承れませんのでご了承ください。
いくら治療してもよくならない
偽シンスプリントとは!?
とある野球少年の話・・・・小学校5年生で少年野球を始めて4年目、やっとレギュラーになることができて、試合にも出れるようになり、今野球がすっごく楽しい毎日。練習のない日でも毎日自主練で素振りをして、土日曜日は朝から晩まで練習or試合の日々。「もっとうまくなりたい」その気持ちを胸に毎日練習に励んできました。しかし、ある時、すねの内側に強い痛みが感じる様になりました。最初はだましだまし練習を続けていましたが、やがて痛みはどんどん増してきてプレーにも支障がでるほどでした。
整形外科へ受診してみると「骨には異常がないからシンスプリントでしょう。」との診断。1週間運動するのを止めてはみたものも一向に痛みはひかない模様。近くの整骨院い通い電気治療とマッサージ治療を毎日おこなう。しかし、痛みは変わらず・・・
さすがに両親も心配になり3週間後、他のスポーツ整形のある病院へ。「骨には異常がないからシンスプリントでしょう。」しかし、安静時には痛みはないものの片脚ジャンプをするとすねの内側に痛みが走る。ジョギング程度の衝撃で痛みがでてしまう症状に全く変わりはありませんでした。
なぜ整骨院で治療をおこなっているのに痛みが変わらないの??
実は上記の話は実際に私の院に訪れた患者さんの話で、当院へ来院前の状況を書いたものです。この方はその後どうなったかというと1回の治療で完治しました。
なぜ、整骨院や整形外科で全く痛みが変わらなかったのに当院へ来たときは1回で痛みが改善したのⅾか?それはこの野球少年のすねの痛みはシンスプリントが原因ではなく、骨盤から背骨のゆがみが原因だったからです。
私もはじめのうちはシンスプリントに対する治療をおこなっていましたが、効果が全くでなかったので違う原因を探しました。実はこの野球少年は携帯用ゲームも好きでした。携帯ゲームを行う際に背中を丸めた下向き姿勢でおこなう子が大変多くいます。この野球少年もまさにそうでした。姿勢の矯正をおこない、骨盤を正しい位置に戻すと、シンスプリントと思われた痛みがその場で改善し、片脚ケンケンをしても全く痛みがでず、その後再発もしていません。この少年以外にも数例同じような症例がいました。全員の共通点が小学生であることと携帯用ゲームを長い時間やるということでした。携帯用ゲームを長じ眼おこなうことで骨盤、背骨がゆがみ上半身のバランスが悪い状態をヒラメ筋などの下腿筋群がバランスを補おうと緊張するためけん引力がかかり脛骨内側に痛みが起こるのではと考えています。この場合、上半身のゆがみをとりバランスの取れた体にすればあっという間に症状が改善するケースが多々あります。
整形外科での治療
・整形外科ではまずシンスプリントであるのか脛骨浩骨折であるのかの鑑別をⅩ線(レントゲン)やMRIなどの画像診断で鑑別をおこないます。(上記にも書いたように初期段階では鑑別は難しいことが多いです。)・シンスプリントと診断された場合、軽度の場合は運動を続けながら消炎鎮痛作用のある外用薬(シップなど)が処方されて痛みの経過観察になります。ごく軽症であれば改善が見込めるおとはありますが、運動量が激しいと湿布のみでは改善しないことがあります。
スポーツ整形外科がある病院では回内足が原因と考えられる場合はインソールを処方されることもあります。
・理学療法として発症初期にはアイスマッサージをおこなったり、慢性期には血液循環を促すためにマッサージや温熱療法をおこなったりまします。
整形外科と一概に言ってもスポーツ整形に力を入れている病院や理学療法に力を入れている病院など様々であり、治療自体も病院によって様々です。
整形外科での治療で痛みの改善がみられるようでしたらそのまま整形外科での治療を継続するのが良いでしょう。しかし、痛みの改善がみられない、徐々に痛みが増しているなどの症状がある方は他の治療をおこなうことをお勧めいたします。
当院での治療
上記でも書きましたが、私は日体大トランポリン部のメディカルトレーナー(在籍当時三年連続大学日本一)をしていたころ、数多くのシンスプリントの治療をおこなってきました。選手の中には、「小学校のころからシンスプリントの痛みを感じている」という子もいました。
数多くのシンスプリントで苦しむ選手を治療していく過程で、修業時代に習得した「シンスプリントの治療法」に加え、自分なりに試行錯誤を重ね、より早期に競技へ復帰できる治療法にたどり着きました。トレーナー時代の治癒率は100%でした。シンスプリントでお悩みのランナーやスポーツ競技者はぜひ土井治療院の治療を受けにいらしてください。
①骨膜をけん引している筋肉を緩める。
シンスプリントの原因となっているヒラメ筋・後脛骨筋・長指屈筋などを鍼治療で緩めていき、筋肉の強いけん引力が骨膜にかからないようにします。骨膜を引っ張っている筋肉を緩めることはとても重要ですが、筋肉が引っ張ってしまうのは「骨や関節のゆがみ」が原因であることを上記で説明したと思います。多くの整骨院などは脛骨の内側に付着する筋肉のみをほぐす治療をおこなうので、その場は楽になったような気がしますが、根本的な骨のゆがみの矯正をおこなわないため、再び痛みが戻ってしまうことが多いです。
②特殊な低周波通電療法で骨膜の炎症をおさめていく。
シンスプリントの一番の痛みの原因は「骨膜の炎症」であるため、骨膜の消炎・鎮痛を目的に鍼(はり)に電気を流す低周波通電療法(パルス療法)をおこないます。この電気を流すツボやヘルツ数、時間などの調整でシンスプリントの治癒率は数段変ってきます。土井治療院では、患者様の体質やその時の疾患の度合いなどにより、鍼刺激の強さ(太さや深さなど)、ツボ、電気のヘルツ数をそれぞれ変えることにより、より一層高い治療効果が望めます。
③骨盤から足根骨までのゆがみを整える
骨盤から足にかけての骨や関節にゆがみがある状態で運動を続けると、足の筋肉は必要以上に緊張した状態で運動することになるのでシンスプリントを引き起こしやすくなります。仮に骨膜のみの炎症を抑えただけでは、ゆがみを残した状態ですと、再び激しい運動をすると痛みが再発する可能性があります。当院では再発のない根本治療を目指していますので、今後再発しないように骨盤から足根骨までの細かいゆがみをしっかりと矯正していいきます。矯正といってもバキバキやるような矯正ではなく、とてもソフトな矯正ですので、治療時には痛みなどは全く感じません。特殊な整体法で痛み緩和をより早期にします。
この整体法のみでもシンスプリントの治療は充分なくらい効果の高い治療法です。真体療術という特殊な整体法でシンスプリントの痛みの早期緩和が期待できます。シンスプリントで悩む方はほとんどの場合、学生で運動部に入っている方です。「大会まで休めない」「せっかくレギュラーになったから休んでいる場合じゃない」など短い学生生活の中では「安静に」と整形外科で言われても安静にできない理由が多々あります。私も学生時代そうでした。私の場合、足の親指の骨折で全治5週間と言われましたが、5週間も休んでいると他の選手に追いつけなくなると思い、2週間でギプスを外し痛みが残るなか走りだしました。しかし親指をかばった状態で走っていると骨や関節にゆがみが生じ、様々な筋肉に負荷をかけシンスプリントになってしまいました。足を前に出すのも辛いくらいでしたがそれでも走り続けました。このような状態でプレーを続けることは決してパフォーマンス向上にはつながりません。私も同じような経験をし、私と同じような境遇にある人たちを一人でも救いたいと思って治療家になりました。
現在、シンスプリントの痛みでお困りの方で、より早期に競技の復帰が希望の方はぜひ当院へ治療にいらしてください。